人魚シリーズ(高橋留美子) 海外の反応

メモほん


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※アニメと漫画のレビューが一緒になっています。


これは初めて私が読んだ漫画で、今でも好き。
高橋先生の漫画に慣れている人は、彼女のトレードマークである笑いとロマンスの要素が、いつもみたいに極端なモノじゃないことに気づくだろう。

このシリーズは少しダークで残酷だ。
血みどろの戦いと、鬼みたいな敵がいる点では「犬夜叉」に似ているかな。

内容は、人魚の肉を食べると不老不死になる伝説についての物語。
悲しいことに、誰もが不老不死になれる訳じゃない。千人に一人の人間だけが、この毒肉の効果を受けるのに十分な体質を持っている。

素質のない人間は死ぬか、知性を失った恐ろしい半魚人のような姿の「なりそこない」になってしまう。
そして永遠に現世を彷徨い、見境なく人を殺す。

この短く素敵な漫画を読んだ後は、人魚を以前と同じ目で見れなくなるだろう。
他の人魚がテーマの作品だと、こんな風にグロテスクな描かれ方はしてないよね。



日本だとアニメ化して販売されている。
初めて読んだのは97~98年頃で、「人魚の森」「人魚の傷」という2つの短編モノだった。

人魚の肉を食べて不老不死になってしまった主人公とヒロインの2人が、再び完全な人間に戻ろうと旅をする。
この魅惑的なストーリーにうっとりしちゃう。
何度も読んで、今も読んでいる間に人魚シリーズへの愛はどんどん大きくなっていく。

血なまぐさい作品だと言う人もいるだろう。
確かにそうなんだけど、「うへぇ、吐きそう…」って感じではない。
内容を正確に把握するには、「人魚の森」と「人魚の傷」をオススメする。

もし興味があるなら、3つの巻を読んでみるといい。
私は好きになったが、つまらないという意見も多く見る。だが、そうじゃない…人魚シリーズの魅力に気づいてないだけだ。
最初の展開は遅めだし、混乱してしまうかもしれない。でも、読み続けるだけの価値はあるよ。



高橋先生のベストではないが悪くない。
今までに読んだ作者のどの漫画とも違っていて、ストーリー自体がとても良い。
もちろん絵も素晴らしい。



人魚の肉を食べて不老不死になり、永遠の若さを手に入れた男の物語。
老けない、死ぬことが気にならない。最高だよね?夢のようだ。

でも、主人公はその辛さをよく知っている。
若さと身体が変化しない湧太は、妻や友人が老衰で亡くなっていくのを見て、元に戻るための探求の旅に出る。

アニメ版は完璧じゃないし、画期的でもない。でも、品質は良いと思う。

アニメーションは素晴らしい。全てのキャラクターが、特に女性キャラが魅力的に描かれているね。
作画は目が飛び出るほど凄いって訳ではないけど、悪くない。音楽はやや面白みに欠けるか。
キャラデザは流石の優秀さ。声優の演技も上手くできている。

悪い点というか不満点を書こう。
このシリーズを見るに、作者は100話でキャラクターや動機・展開を練り上げるのに慣れているのか、たった10数話だと完璧に調整するには足りてない事が分かる。

最初の2話は主人公たちの紹介で始まり、その後はすぐに湧太の過去編に入る。
湧太が真魚(ヒロイン)に会う前はどんな人間だったか、どんな人生を送っていたのかを知るのに役立つ回だ。
けど、この過去回は最初のエピソードで良かったんじゃないかな。シリーズの半分以上が過去回じゃない話で構成されているし。

話数が足りていないので、キャラクターを好きになるのが終盤なのも残念。これは本当に。
26話あれば、ゆっくりと成長や発展を描写できるし、遥かに良いアニメになっていただろう。

さて、重要な問題としては買うのか、借りるのか、それとも忘れるのどれかだ。
個人的にはお気に入りの作品だし、40ドル以下なので買いだと思う。
他にもっと欲しいモノがない場合に限ってだけどね。



すっごい残酷(゚o゚;)
「らんま1/2」や「うる星やつら」みたいに笑える漫画だと思って買ったんだけど、私の大間違いだったよ。

とは言いつつ、素晴らしい作品なので何度か泣いてしまった。
高橋留美子先生の溢れる才能は、この漫画が証明していると思う。

人魚シリーズは子供や胃腸の弱い人には絶対にオススメできない。
でも、とても甘いロマンスがある。
私が★4の評価をつけた理由は、テンポが結構悪く感じてしまった事。物語がスムーズに進んでいくのが好きだからね。

総合的には面白い漫画だ。
いつもと違う先生を見たい人には、より魅力的に映るだろう。



美しいけど、少しグロい。
表紙を見ても良さげな感じだし、間違いなく皆知ってる高橋先生のいつも通りの絵。
ちょっと可愛い「らんま1/2」系の物語…を期待していたが、そうじゃなかった。

これは先生の初期作品の一つだ。刺激的かつ暴力的で、ストーリーは少しきつい。
勿論、いつもの陽気な作風じゃないし、らんまを望んでいる人にはオススメできない。
同じ作者でもね。

絵に関しては他の作品と同じように、インクとペンのスタイルで美しく描かれている。
内容は少し奇妙で残酷だけど、文学的ではなく視覚的な観点から見れば、先生の絵がその要素を薄めてくれている。

少し暗い話だし、先生の他の作品と違って何度も読むことは無い。
でも、読む価値はあると思う。一風変わった漫画だね。



高橋留美子先生の短編モノで、最も成功を収めた作品だろう。
先生の他の作品と違って、物悲しく儚い雰囲気を持っている。変人たちの大騒動とか、神秘的なファンタジーではない。

物語の中心は人魚と、その有毒な肉を食べた人たちだ。
ごく少数の人間は不老不死になれる。美しいまま年を取らない、焼かれたり、首を切断されたりしない限り死なない体になる。
しかし、殆どの人間は血を吐いて即死するか、虫の様な目をした紫色の化け物に変貌してしまう。

「らんま1/2」みたいな可笑しなギャグ調のノリや、「犬夜叉」の幻想的な戦闘描写とかは期待しない方がいい。
全く別物の作品だからね。
ほろ苦い過去回や、陰鬱な話が盛りだくさん。流血・気味の悪い化け物・切断などのシーンが多い。
それとは逆に、綺麗な風景や、美しい人魚の泳ぐ姿も各章に散りばめられている。

物語は不老不死の人生だけではなく、哲学的な傾向がある。
「母親の異常な愛」「偏見」「束縛」「子供心の悪」「死を超えて続く愛」など。

不老不死の人間が主役のシリーズと聞いたら、変に思うかもしれない。安心していい。
主人公の湧太とヒロインの真魚の対比が作品を魅力的なモノにしている。

湧太は500年も生きているが、不老不死が理由で、誰とも深い関係になる勇気がない悲しい男だ。
真魚は湧太と出会う15歳まで、足枷をはめられたまま生活していた少女であり、少し世間知らずな所がある。

物語の中では、2人の絆が育っていく様子が描かれている。
だが、湧太と真魚の未熟な関係が発展するのは望まないで欲しい。何故かって?
彼らには時間が沢山あるからね。

人魚シリーズは、読者が答えを見つける素敵な漫画だと言える。
その核心にあるのは「人は皆、いかに一緒にいてくれる誰かを必要としているか」というテーマだ。
それは力強く美しい。



輝きを放つダークな物語。
高橋留美子先生の素晴らしい作品。血や死の描写が多いので「らんま1/2」のような雰囲気じゃない。
だが、お馴染みの作風が読者を魅了する。

高橋先生は「不老不死の孤独」「永遠の命の呪い」を痛烈に描いているね。
優しい心を持つ悲劇の主人公・湧太が、同じ不老不死の女の子・真魚を見つけた事で「もう少しこの世界を歩き続けよう」とする意思を見出していく。

不気味な冒険の中、2人はお互い不安を分かち合う事で強い絆になっていく。
私はらんまシリーズと同じように、視線や仕草の変化や、この付かず離れずの微妙な関係が楽しみになっていた。
信じられないかもしれないが、ロマンチックだ。

2人の結末を求める人に。
時にはその後が語られないままの方が、どんな華やかな終わり方よりも価値があると言っておくよ。

アクションも豊富で、人間の本性が次々と明らかにされていく。
素晴らしい導入部分もお忘れなく。



何故、他に15ものレビューがついているのに、書こうと思ったのかって?
人魚シリーズには3つの素敵な要素があるのを伝えたかった。

①留美子作品に登場する女性キャラの誰よりも逞しいヒロインの存在。
彼女は必ずしも好かれるタイプのキャラではない。
だが、最高にタフで、度胸があって、気品が高い立派なヒロインだ。

②留美子作品にしては珍しいタイプの男主人公。
未熟ではあるものの道徳心があり、堅実で好感のもてる主人公だ。
ちょっと可哀想な生い立ちの常識人と言った所か。

③「外見の嘘」というテーマを見事に描いている(特に外側から家族の内情を判断する時に)。
純真で善人に見える人が、実は家庭内だと残忍な暴君だったり。
身内から疎まれて追放されている人が、実は唯一のまともな人間だったりする展開がよくある。

最後に、人魚シリーズは普段の先生の作品とは違い長編じゃない。
なので、展開がマンネリ化しない。

気軽で楽しい従来通りのモノではなく、より怪奇的で、より暗く、より個性的で、より複雑で満足度の高い作品と言える。
こんな雰囲気の漫画をもっと描いてくれたら嬉しいのに。



留美子先生の新しい人魚伝説。
日本では人魚の肉を食べると不老不死になるという言い伝えがある。

数百年前に人魚の肉を食べて、不老不死になった主人公。
彼は死ぬ方法を聞く為に、人魚を探し続けている。そして、長年にわたる探求の旅路で、様々な人に出会う。

不老不死になりたい人や、人魚の肉を食べた人など…。
高橋留美子は「不死化に失敗した化け物」など、独自の要素で新しい日本の伝説を作ったと言える。



高橋先生の趣味。
作者が人気シリーズ(めぞん・うる星・らんま)を連載しながら、約12年の歳月をかけて描き上げた本作。

人魚シリーズは「笑う標的」と並んで、最高にダークで強烈な先生の短編だ。
ただし、ホラーと言えるのは文学的な意味で、コメディの要素も多い。

私のお気に入りは最初の「人魚は笑わない」。
「どんな犠牲を払ってでも美を追求する」ことについて、スウィフトっぽい風刺で描かれている。
このテーマが全体を通して、あまり使われていないのが少し残念。

1番の見どころは、湧太と真魚が次の町へ旅立っていく時のちょっとした会話だろう。
自分の気持ちを語ったり、時には道徳的な話も。いつも心に強く訴えるモノがある。



引用元 : 海外Amazon










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Comments 11

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高橋留美子の凄さが海外に伝わるのは良いことだ
40年以上週刊で描き続けるってのがもう人外なレベルで凄い

  • 2020/09/15 (Tue) 12:14
  • REPLY
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うる星とめぞんで好きになり短編集も出る度に購入していたが、最近もコンビニで見かけたので購入してしまった(笑)
某作品のテレビオリジナル続編(何処かの、じいてぃ並みに危ぶんでいる)よりも人魚シリーズを作り直して欲しいな。

  • 2020/09/15 (Tue) 13:02
  • REPLY
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高橋留美子の偉大なところは短編が良いところにある
人魚以外にも面白いのがあるよなぁ

  • 2020/09/15 (Tue) 13:17
  • REPLY
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OPは名曲

  • 2020/09/15 (Tue) 14:38
  • REPLY
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>たった10数話だと完璧に調整するには足りてない事が分かる。

めんどくせー奴

  • 2020/09/15 (Tue) 16:29
  • REPLY
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もともと読み切り作品だから最初の前後編でキャラは完成してるのにな

  • 2020/09/15 (Tue) 21:03
  • REPLY
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永遠に生きることの苦しさを初めて描いた作品

  • 2020/09/17 (Thu) 06:50
  • REPLY
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旧アニメの方が好きだった、絵が酷くなりすぎ。

  • 2020/09/17 (Thu) 12:45
  • REPLY
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>永遠に生きることの苦しさを初めて描いた作品

手塚治虫がとっくにやってるわ

  • 2020/09/18 (Fri) 21:47
  • REPLY
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>旧アニメの方が好きだった、絵が酷くなりすぎ。

「人魚の傷」のOVAは良かったけど「人魚の森」OVAはの当時の目で見ても酷かったじゃん

TV版はOVAの出来が良かった「人魚の傷」を外して「夜叉の瞳」のほうを入れてほしかった
BOX化の特典OVAでやらないかと期待してたんだが、結局「夜叉の瞳」だけ未映像化だったな

  • 2020/09/18 (Fri) 22:00
  • REPLY
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人魚の森は完全リメイクして出したらヒットしそうだな
鬼滅の刃が流行るなら人魚の森はかなりヒットすると思うな
人魚の傷までは原作そのままでその後をハッピーエンドへ向かうためのエピソードを加えて作れば
超ヒット作になると思うけど
高橋留美子が描くホラーはかなり良いんだよな
高橋留美子劇場も今放送すれば海外で大ヒットするはずなのに
なんかもったいない

  • 2021/04/30 (Fri) 01:31
  • REPLY